Association between low body mass index and increased 28-day mortality of severe sepsis in Japanese cohorts”が、Scientific Reports誌に掲載されました

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特任助教の大網です。
私の執筆した論文、“Association between low body mass index and increased 28-day mortality of severe sepsis in Japanese cohorts”が、Scientific Reports誌に掲載されましたのでご紹介します。

https://www.nature.com/articles/s41598-020-80284-3

敗血症では、Body mass index (BMI)によって感染に対する生体反応が異なり、特に肥満患者で良好な転帰を認める”Obesity Paradox”という現象が知られています。一方で痩せ型の患者の敗血症の予後が平均的な体格の患者よりも悪化するという報告もあります。これらの報告は欧米の知見が中心であり、アジア人での検討はあまり行われてきませんでした。アジア人では欧米人に比べて痩せ型の患者が多く,肥満の指標であるBMIで層別化したグループごとの敗血症死亡率は欧米人のデータとは異なるのではないかと考えました。

今回千葉大学の敗血症のデータと国内の大規模な敗血症コホートのデータを用いて、BMIと予後との関連について解析しました。
結果として、BMI低値群の患者はBMI高値群と比較して28日死亡率が有意に増加しました。この結果は二つの異なるコホートで証明され、より信頼度の高い結果であることがわかりました。今回の結果をもとに普段診療する敗血症患者の予後予測や重症化する患者の早期認識に役立てられればと思います。
また、今回行ったのは観察研究ですが、今後研究を発展させてBMIの違いがどのように敗血症の病態に寄与するのかについてのメカニズムを解明できればと考えています。

今後も臨床を続けながら、このような研究結果を発信していきたいと思います。
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